2006年8月24日木曜日

軽井沢にて(2)

本のお話のつづきはまたにして、軽井沢の様子を少し・・・東京のマンションには"#FF0000">温水器(夜の電気でお湯を沸かす)があって春になると家の中がむんむんしてきます。
冬は暖房が要らないと言えばどのほどの暖かさか想像してもらえるかもしれませんね。ということで、今年は6月末からこちらに来ています。
こちらに来たばかりの頃、娘(1才7ケ月)はごつごつした地面(舗装していないところ)が歩きにくいので"#FF6820"
size="4">、「抱っこー」
とせがんでいました。遊びたいときはコンクリートの平らなところで、
走り回っていました。ところが今ではごつごつしたところもなんのその、ありとあらゆるところへ足を踏み入れています。昼間
「保育まま」に預けているのですが、とてもいい方で、都会の子供では経験できないいろいろな遊びをさせてくれます。虫取り、
カモと遊ぶ、畑から作物(トマトやとうもろこし)をとってきて昼食にする、川で遊ぶなどなど・・・・
娘はみるみるたくましくなり、驚くほどです。娘もこちらでの生活がとても楽しいらしく、
いつも陽気で歌を歌ったり踊ったりsize="4">ニコニコしています。夜の暑さから逃れられるだけでなく、
こんな副産物があるとは思いませんでした。 それから先日東京からのお客様がありました。桜井さんと河出書房新社、
デスクの谷口さんです。本の打ち合わせなどを兼ねてのご訪問です。お二人はとても忙しいキャリアウーマンです。午後到着して、
打ち合わせなどして一息入れてから、夜はバーベキューパーティーで盛り上がりました。
お土産のシャンパンとワイン4本が空になりました!(誰が酒豪かはご想像にお任せします)
いろいろなお話をして楽しく過ごしました。いつも思うのですがお二人は出版に関して大変詳しく、お話が面白いので感心します。
「プロフェッショナル」の仕事に、いつも心惹かれる私です。
20060901-DSC02404.JPG



2006年8月16日水曜日

2冊目の本(3)

本のなかでも一番準備の手間がかかるものに 「レシピとプロセス録り」
があります。作品の作り方を写真付きで解説する頁をつくることです。「本を見ながら作る方」
のためにわかりやすい文章と写真の構図を考えていきます。私自身が主に本を見ながらの独学だったのでなんども何度も読み返したり、
写真に目を凝らしたりした経験を思い出しながらの作業です。桜井さんと詳細な打ち合わせをし、コマ割りと文書が決まると、
今度は途中作品の準備です。これはお料理の番組を思いだしてくださればわかり易いですが、「時間の関係ですでに作ったものを用意する」
ということです。同じ作品の途中まで仕上がったものを何個も何個も用意します。それを8つの作品でつくるのですから、工程が一杯!!
「えーと」(よる年波で口癖となっています・・・とほほ)と、何度もいいながら脳みそを働かせての作業です。
撮影が近づくと家の中は撮影用の途中作品のsize="4">山・山・山・・・ なんとか準備も終わり、5月末の2日間が撮影に当てられました。
早朝から自宅に機材が入り、いよいよスタートです。1コマ1コマ場面を変えながら撮影、
ライターの方も説明書きを確認しながら進んでいきます。1コマにつき5カットほど撮るので、
1000枚以上の枚数を撮影することになります。(本当は撮影しているところを「撮影」したかったのですが、
余裕がなくできませんでした。残念・・・。)こちらも2度目なので順調に進み終了しました。
私は撮影が終わればホット一息ですが、今後の編集する方の労力を考えると・・・ご苦労が偲ばれます。著者は私になっています、桜井さんはじめ多くの方の力で本は出来上がっていきます。
20060901-DSC02413.JPG



2006年8月11日金曜日

2冊目の本(2)

size="4">1冊目のときは何もかもが初めてだったので、無我夢中でしたが、
今度は手順がわかっているので、その点は安心です。不安だった作品案もはじめてみたら順次決まっていきました。
作業そのものの量は変わらないのですが、"#7B7BC0">2回目とはこれほど気持ちが楽なものかと驚きました。
ちなみにわたしが本の作品を作るときの流れはこんな感じです。


size="5"> ①日ごろから集めておいた資料やアイデアメモの中から作るものを決める。
主にsize="4">実用性にこだわりますがsize="4">、「可愛いから作りたい気持ちになる」作品という視点で決めることもあります。
この段階でほとんどの作品のラフな仕上がりの絵を描きます。


 size="5">②サイズを決める。何に使うか(可愛いから傍に置くのでも) によってサイズを吟味します。
実際に物を用意しそれを出し入れすることを考えながら、 これまたほとんどの作品のサイズを決めてしまいます。


 size="5">③台紙をカットして組み立て形にする。想像通りの大きさ、
使い勝手になっているか確認します。これまたほとんどの作品を先に組み立ててしまいます。


 size="5">④布を決めます。 どの布を使うかと布に柄があれば出し方を決めていきます。
布はメインになる外側の布を決めて、それから内側を決めます。 このときが一番楽しくもあり悩むところでもあります。
合う布がなければ再度探しに出かけます。 今回ハワイアンということでいつものオカダヤ(新宿店)さん以外に、専門店
��メネフネプランテーション、神田店)へ行きました。
メネフネステーションは驚くほどの品揃えでどれを買っていいかわからなくなるほどでした。
20作品作るとすれば外と中で最低40種類の布が必要ですから、とにかく目に付いたものをを手当たり次第に買いました!(笑)
「これも、これも、これもお願いします。」と指差すとアロハシャツを着た親切な定員さんが、
重い布のロールを軽々持ち上げて次々にカットしていきます。
これをまとめて持ち帰ってからどれをどう使うか吟味するのですからまるで、
バーゲン会場でとりあえず袋に詰めるみたいな勢いです!こうして作品は次々と出来上がって行きます。
20060811-DSC02374.JPG



2006年8月1日火曜日

2冊目の本

HPに1冊目の本のことを書きましたが、
本を出したことは私にとって意外な出来事でした。「こうなったらいいな」と思い、それが実現したことはあっても、まったく考えもしなかった
��というよりありえないと思っていた)事も起きるんだということを知った出来事です。
桜井さんが私に声を掛けてくださった理由は、出版記念パーティーのときにはじめて聞きました。「作品がセンスが良かったこと、
アンケートを取ったり、マーケテイング活動をしていた事、作品のレシピを自分で作っていたこと。」桜井さん曰く、作品はもちろんのこと、
読者の立場に立った本作りが出来ること、編集者と力をあわせて制作や調整できることを重視しているそうです。
さらに運のいいことに、カルトナージュは実用度を高めたり、布選びによって作品の価値が上がるクラフトですから、私の良い面が生かされました。
また長いサラリーマン生活ではゼネラリスト(簡単に言えばなんでも屋)でしたので、本の制作の役に立ちました。
で、肝心の売れ行きですが、出だしが順調でしたので、早速発売2ケ月後には2冊目の話が舞い込んできました!
��買ってくださった皆様ありがとうございます!)4月に入り桜井さんとテーマや中身についての打ち合わせが始まりました。
再び嵐のような3ケ月のスタートです。
hspace="0"
src=
"http://3.bp.blogspot.com/-hkkgXw_xGOM/VGrV6zQrwpI/AAAAAAAABGw/ORdNi3olgNc/20060801-img_20060801T134341625.JPG"
align="baseline"
border="0" />
"#009300">2冊目のテーマは「ハワイアン布(ファブリック)」

右上は留め金付き小物入れの製図とレシピ(作り方)の下書き
右下は写真つきレシピのぺージの原稿